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仁木町ワインセミナーを開催しました
最終更新日:2022年09月03日
鹿取みゆきさんをお招きしてセミナーを開催しました
仁木町ではワイン事業者の定着化と生産技術の高位平準化、町内の方に対するワイン文化の理解醸成を図るべく令和3年度より、信州大学特任教授でフード&ワインジャーナリストの鹿取みゆきさんをアドバイザーとしてお招きし、ワイン産地として持続的発展をするための環境整備に取り組んでおります。このページでは鹿取さんを講師として事業者、町内の方向けに開催したセミナーの様子をご紹介します。
第1回仁木町ワインセミナー(令和3年10月2日開催)
「知る・味わう・楽しむ 目からうろこのワインレッスン」と題したセミナーでは、気軽にワインに向き合ってもらうきっかけづくりをテーマに開かれました。鹿取さんは「楽しんで飲めばよく、必ずしも専門的な知識は必要ありません」と説明され、普段ワインを飲まない方も鹿取さんのお話に耳を傾けました。
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▲鹿取さんを囲む参加者
講演内容は、ワインを飲む上で重要な「味覚」を知る内容でした。味覚のメカニズムや味の分類の歴史を交えた講演では、数名のグループごとに匂いがついたカードが配られ、カードの組み合わせで何の匂いかを予想するワークショップを交えて行われました。ワインによっては国や地域によって匂いの感じ方や、表現も異なるといった興味深い内容でした。
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▲ワークショップで使われた匂いのカード
セミナー翌日はワイン事業者との交流、意見交換を目的に各ワイナリーやヴィンヤードを訪問しました。醸造施設や圃場を視察しながら鹿取さんは、事業者に対してブドウの誘引方法や参考書籍を紹介しながら、今後支援できる課題について聞き取りました。
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▲圃場を視察する鹿取さん
第2回仁木町ワインセミナー(令和3年11月12日開催)
「知る・味わう・楽しむ 仁木を知り、仁木を味わう」と題したセミナーでは、冒頭に仁木町の成り立ちや地形、土壌の特徴について講演したあと、町内で醸造されたワインと町内飲食店が用意した余市・仁木の食材をテーマにしたおつまみによる、テイスティングをメインとしたワークショップを行い、事業者と町内の方が一緒になって参加しました。
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▲町内の方々と一緒に参加する佐藤町長
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▲仁木町内で醸造されたワイン
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▲余市・仁木の食材をテーマにしたおつまみ
第3回仁木町ワインセミナー 令和3年12月13日開催
「醸造用ブドウの栽培における課題と展望について」と題したセミナーでは、土壌やブドウの苗木について講演しました。地球温暖化で栽培しやすいと言われていた品種が減少していることや、今栽培されている品種が数十年後には育たなくなるといった、地球温暖化は人ごとではなく身近に迫っていることを改めて考えさせられる内容でした。
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▲セミナー会場の様子
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▲公演中の鹿取さん
また翌日は、前日のセミナーの演題にもあった土壌に係る診断テストについて町内の圃場で実演しました。
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▲圃場に集合する参加者
第4回仁木町ワインセミナー 令和4年2月22日開催(オンライン開催)
「世界の動向と日本のマーケット それを見据えた品種の可能性」と題したセミナーでは、事業者に役立つ情報として、コロナ禍における世界市場の影響や今後の日本の動向、また気候変動に対応した品種や取組み事例について講演され、専門的且つタイムリーな情報を参加者に共有しました。
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▲役場でセミナーを視聴する様子
今後も引き続き鹿取さんの広い知見の中で、事業者の興味や関心等を汲み取りながら生産技術の高位平準化に向けて取り組んでまいります。
第5回仁木町ワインセミナー 令和4年6月30日開催
「地域の力とブランドデザイン」と題したセミナーを仁木町民センターにて開催し、生産事業者、観光協会、行政、地域おこし協力隊を含む20名が参加しました。前半に他のワイン産地におけるブランドデザインワークスの実施例を挙げた講演ののち、参加者をグループに分けワークショップを行いました。地域のさまざまなクラスターとの交流の場において、自分たちのブランドとして創り出すためのスキームの第一段階として言語を可視化する作業を、グループ発表を通じて参加者に説きました。
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▲ワークショップの様子
第6回仁木町ワインセミナー 令和4年9月1日開催
「ワインブームで盛り上がっている他の新興産地のその後の動向」と題したセミナーを仁木町民センターにて開催し、生産事業者、観光協会、行政、地域おこし協力隊を含む27名が参加しました。講演では長野県や道南、空知管内等の産地形成における進捗状況と今後の課題について、仁木町との比較を交えて参加者らに説きました。
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▲他の産地での取り組みを伝える鹿取氏