先輩就農者の声
仁木町では、いままでに多くの新規就農者の受け入れをおこなっており、その多くが現在も、いろいろな苦労を重ねながらも元気に農業を営んでいます。
ここでは、新規就農を目指す皆さまの先輩にあたるかたの体験談を紹介します。
ここでは、新規就農を目指す皆さまの先輩にあたるかたの体験談を紹介します。
これからは農業の時代。【佐藤大策さん】
私は30歳まで建設会社に努めていましたが、これからは農業の時代と考え、札幌の農業学校に入学し、2011年に仁木町でミニトマトの栽培を始めました。
1年目は全てに不安を抱えながら、農地16アールでスタートし、先進農家の指導を受けながら、まずまずの収穫ができました。
今年(3年目)は、ビニールハウスを13棟(農地30アール)設置し、目標の生産量を上回る20トン以上の収穫ができました。
これから新たに農業を始めるかたは、不安と期待が入り混じっているとは思いますがまずは自分で見て歩く。そして先輩農家さんの苦労話し等々を聞き、情報を収集することが大事なことだと思います。
1年目は全てに不安を抱えながら、農地16アールでスタートし、先進農家の指導を受けながら、まずまずの収穫ができました。
今年(3年目)は、ビニールハウスを13棟(農地30アール)設置し、目標の生産量を上回る20トン以上の収穫ができました。
これから新たに農業を始めるかたは、不安と期待が入り混じっているとは思いますがまずは自分で見て歩く。そして先輩農家さんの苦労話し等々を聞き、情報を収集することが大事なことだと思います。
データ
佐藤大策
1978年(昭和53年)生まれ。
2011年(平成23年)に仁木町に就農し、現在も仁木町にてミニトマトの生産をしている。
2011年(平成23年)に仁木町に就農し、現在も仁木町にてミニトマトの生産をしている。
- 農地面積: 50アール
- ミニトマト: 30アール
新規参入は大変なんです。【小林祥史さん】
僕は高校生の時から食に対するこだわりがあって、大学では農業を勉強し、農家になろうと決めていました。巷では、農業後継者不足が言われ国や地方自治体がいろんな施策を打ち出しているけれど、実際、農業の新規参入はお金がかかって大変なんです。親父は札幌でサラリーマン。農業をする土地なんてあるわけないし、北海道中の農家を回り、アルバイトをしていました。
そして、運良くたどり着いたのが仁木町。何とかお金を借りて土地を取得し、ミニトマトの生産を始めました。僕の仲間に農業をやりたくても土地を取得するお金がなくて出来ない奴は沢山います。農業をやりたい若者は沢山いるんです。
最初は何がなんだかさっぱりわからなかったし、大学の講義なんて案外役に立たなかった。周りの人の協力でミニトマトの生産組合に入ることができたんだけど、俺にあるのは農業に対する情熱だけだし、情熱だけでミニトマトができるほど甘くはないし、見よう見まねで頑張ったんだ。今思うと、生産組合の大先輩がたびたび様子を見に来て指導してくれたり、きっと心配してくれていたんだな。生産組合の皆さんには、心から感謝しています。
おかげで1年後には、町に認められて、町から支援してもらうこともできたし、好きな農業が出来る自分は本当に幸せだと思っています。僕の仲間も早く農業を始められるようにこの町みたいな支援環境が整ってほしいと願っています。
そして、運良くたどり着いたのが仁木町。何とかお金を借りて土地を取得し、ミニトマトの生産を始めました。僕の仲間に農業をやりたくても土地を取得するお金がなくて出来ない奴は沢山います。農業をやりたい若者は沢山いるんです。
最初は何がなんだかさっぱりわからなかったし、大学の講義なんて案外役に立たなかった。周りの人の協力でミニトマトの生産組合に入ることができたんだけど、俺にあるのは農業に対する情熱だけだし、情熱だけでミニトマトができるほど甘くはないし、見よう見まねで頑張ったんだ。今思うと、生産組合の大先輩がたびたび様子を見に来て指導してくれたり、きっと心配してくれていたんだな。生産組合の皆さんには、心から感謝しています。
おかげで1年後には、町に認められて、町から支援してもらうこともできたし、好きな農業が出来る自分は本当に幸せだと思っています。僕の仲間も早く農業を始められるようにこの町みたいな支援環境が整ってほしいと願っています。
データ
小林祥史
1975年(昭和50年)生まれ。
2001年(平成13年)に仁木町に就農し、現在も仁木町にてミニトマトを中心に営農している。
2001年(平成13年)に仁木町に就農し、現在も仁木町にてミニトマトを中心に営農している。
- 農地面積: 180アール
- ぶどう: 20アール
- ミニトマト: 43アール
新規就農は人との出会いの連続です。【喜井敬介さんと裕子さん】
私たちは、仁木町で2ヘクタール弱の果樹園を購入し2010年就農した新米農家です。
自然や食に関心の深かった私たち夫婦は、2009年の春に「農業をやろう」と突然思い立ちました。しかし、まったく未経験で、知識・技術はもちろん、体力や販売についてなど、不安材料ばかりでした。28年間続けてきた、給料をもらっての生活を辞めて、本当に生活していけるのか、もちろん自信はありませんでした。
農地を探すため、北海道・東北で、いくつかの土地を巡り歩きました。なかでも仁木町では、農地の紹介以外に農業委員のかたや近隣の農家さんを紹介してくださり、住宅についての悩みなどについても相談に乗ってくださいました。就農を決意するまでには、たくさんの人との出会いがあり、励まされました。そして、就農後も先輩農家の方々等との出会いが続き、農業技術以外の面でも大きな支えになっています。会社時代の経験を超えるたくさんの人たちとの出会い。私たちが今この仁木町で農家として過ごしているのは、仁木町の“人"に助けられ、支えられているからなのではないかと思います。
現在、果樹園のさくらんぼ・ぶどう・洋なし・プルーンを育て、市場の他に、本州等への個別販売を志向しています。剪定などの技術については、農業改良普及センターによる基本指導とともに、近隣の先輩農家さんの助言が生きた教科書です。
販売についても、仁木の先進農家の方々のノウハウを使わせてもらっています。
経験こそ浅い私たちから言えることは、最も大切なことは、人とのコミュニケーションではないか、ということです。これから仁木町に来られるかたには、きっとまた新たな出会いが待っていることでしょう。
自然や食に関心の深かった私たち夫婦は、2009年の春に「農業をやろう」と突然思い立ちました。しかし、まったく未経験で、知識・技術はもちろん、体力や販売についてなど、不安材料ばかりでした。28年間続けてきた、給料をもらっての生活を辞めて、本当に生活していけるのか、もちろん自信はありませんでした。
農地を探すため、北海道・東北で、いくつかの土地を巡り歩きました。なかでも仁木町では、農地の紹介以外に農業委員のかたや近隣の農家さんを紹介してくださり、住宅についての悩みなどについても相談に乗ってくださいました。就農を決意するまでには、たくさんの人との出会いがあり、励まされました。そして、就農後も先輩農家の方々等との出会いが続き、農業技術以外の面でも大きな支えになっています。会社時代の経験を超えるたくさんの人たちとの出会い。私たちが今この仁木町で農家として過ごしているのは、仁木町の“人"に助けられ、支えられているからなのではないかと思います。
現在、果樹園のさくらんぼ・ぶどう・洋なし・プルーンを育て、市場の他に、本州等への個別販売を志向しています。剪定などの技術については、農業改良普及センターによる基本指導とともに、近隣の先輩農家さんの助言が生きた教科書です。
販売についても、仁木の先進農家の方々のノウハウを使わせてもらっています。
経験こそ浅い私たちから言えることは、最も大切なことは、人とのコミュニケーションではないか、ということです。これから仁木町に来られるかたには、きっとまた新たな出会いが待っていることでしょう。
データ
喜井敬介
1958年(昭和33年)生まれ。
夫婦ともに関西生まれ、北海道に在住経験あり。
2010年(平成22年)仁木町に就農、果樹園経営をはじめる。
夫婦ともに関西生まれ、北海道に在住経験あり。
2010年(平成22年)仁木町に就農、果樹園経営をはじめる。
- 農地面積: 188アール
- ぶどう: 50アール
- 桜桃: 30アール
- プルーン: 10アール
- 梨: 15アール
- ブルーベリー: 14アール
お問い合せ先
産業課
- 住所:郵便番号048-2492 北海道余市郡仁木町西町1丁目36番地1
- 電話番号:0135-32-2515
- ファクシミリ:0135-32-2648
- メール:nousei02-niki@town.niki.hokkaido.jp
農業委員会
- 住所:郵便番号048-2492 北海道余市郡仁木町西町1丁目36番地1
- 電話番号:0135-32-3952
- ファクシミリ:0135-32-2648
- メール:noui@town.niki.hokkaido.jp